ビタミンD(VD)
ビタミンDの約80%は、日光中の紫外線により皮膚で合成されます。しかし、ひどく日焼けすると、ビタミンDの合成量は減少します。ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収と運搬を助けています。したがって、カルシウム不足や骨の形成不良では、日照不足とか、ビタミンDの摂取量が少ないといったことも考えられます。骨の形成に影響するこのビタミンは、特に乳幼児の骨の発育に関係していますが、母乳にはビタミンDが含まれていないため、日光浴が必要です。
ビタミンDが欠乏すると、くる病(骨の発育がおかされ、足の骨が曲がったり頭蓋骨が変形したりする乳幼児に多い病気)や骨軟化症、骨粗鬆症などになってしまいます。妊娠中や授乳中、閉経後の女性は不足しやすい状態なので注意が必要です。しかし過剰に摂取しすぎると、骨からカルシウムを分離させ、逆に骨をもろくしてしまうほか、腎臓障害、尿毒症などを引き起こします。ただし、これは1日の所要量の10倍以上で起こることなので一般的な食生活では心配ありません。
【ビタミンD(VD)を多く含む食品】1日の推奨栄養所要量 100IU
100IUを摂取するには・・・・・
- 鮭 7.6g(切り身1/10切れ)
- まぐろ 48g(刺身約5切れ)
- 干ししいたけ 16g(約5~6個)
- かつお 25g(刺身約2切れ)
- いわし 29g(約1/3尾)
- しめじ 105g(約1パック)
- うなぎ、きくらげ
効能
- くる病
- 骨軟化症
- 骨粗鬆症
- 動脈硬化
- 虫歯の原因は?
- ビタミンDが不足すると、歯の表面のエナメル質がきちんとできなかったり、弱くしたりして、虫歯になりやすくなります。歯の形成には、子供のときにビタミンDとカルシウムをとることが大事です。
【過剰症】ビタミンD(VD)をとりすぎると・・・・・
一般的な食生活では心配ないが、1日の所要量の10倍以上を摂取すると、血液中のカルシウム濃度を上げ、内臓や血管壁へのカルシウムの沈着を招く。
とりわけ腎臓に沈着すると、腎臓の機能が低下して尿毒症をひき起こし、致命傷にもなる。




