笑顔の肌キープ
更年期の肌は乾燥やシワ、たるみなどのエイジングサインが現れやすくなります。
これは、女性ならエストロゲン、男性ならテストステロンという、性ホルモンの減少が原因となり、肌のハリや、肌の潤いを保つ働きが低下するためです。
肌の健康を保つためには、食事や生活習慣の見直し、肌の状態に合ったスキンケアで日常的にケアを行うことがポイントです。
今回は、更年期に伴う肌の変化とその原因を解説し、肌を健康に保つための方法やエイジングケアのコツを紹介します。
更年期における肌の変化
1.女性は?エストロゲンの減少が肌に与える影響
女性は更年期に入ると、エストロゲンというホルモンの分泌が急激に減少します。
このエストロゲンは、肌のコラーゲン生成を促進し、弾力やハリを保つ役割を果たしています。
つまり、このエストロゲンの減少により、肌の水分保持能力が低下し、乾燥やシワが目立ちやすくなります。
さらに、肌のターンオーバー(新陳代謝)が遅くなり、古い角質が肌に残りやすくなるため、くすみやザラつきも感じやすくなります。
2.男性は?テストステロンの低下と肌の変化
男性も更年期に突入すると、テストステロンというホルモンの分泌が減少します。
テストステロンは、筋肉や骨の健康を保つだけでなく、肌の弾力を保つ役割も担っています。
テストステロンが減少することで、男性も肌のハリや弾力を失い、シワやたるみが目立つことがあります。
そのため、男性の場合、「昔はもっとシュッとしていたのにな・・」つまり顔の輪郭がぼやけたり、皮膚のたるみが目立ち始めた・・などのお声がよく寄せられます。
3. 乾燥と肌荒れ
この乾燥や肌荒れのお悩みがグッとふえるのも、更年期以降です。
指先の乾燥や、かかとがカサカサになるなどで、初めての肌荒れに気づいた、という方。
最近では、スマホを指先で触るとき反応しないことで、乾燥に気づいた・・などお話を伺います。
更年期には、ホルモンバランスの変化だけでなく、血行の低下や自律神経の乱れが肌に影響を与えますが、これにより、肌の保湿力が低下し、乾燥やかゆみ、肌荒れを起こしやすくなります。
乾燥してかゆい、粉を吹く、手足のあかぎれ、ひび割れ、パックリ割れなど。
肌が敏感になり、それまで使っていた化粧品やスキンケアが合わなくなることもあります。
若い頃と同じ、とはいきませんが、ケアしていくと、その効果を実感がしやすいのが肌の状態。(目で見えない体の中とはここが違いますね)
ぜひこのような「理由」をしっていただいたうえで、対策を見直してみてください。

更年期のエイジングケアのポイント
1. 食事による内側からのケア
肌の健康に、食事から摂る栄養はとても大切です。
肌の潤いを適度に保ち、エイジングサインを軽減するために積極的に摂りたい栄養を紹介します。
☑ ビタミンC
コラーゲンの生成を促進し、肌のハリを保つのに役立ちます。レモンやオレンジなど柑橘類、キウイや赤ピーマン、ブロッコリー等に豊富に含まれています。
☑ ビタミンE
抗酸化作用が豊富で、肌を守る働きがあります。アーモンドやかぼちゃ、アボカド、サツマイモ等に含まれています。
☑ オメガ3脂肪酸
肌の水分保持をサポートし、乾燥を防ぐ働きがあります。青魚(サバやサンマ)、ナッツ、亜麻仁油に豊富に含まれています。
☑ 亜鉛
肌の修復を助けるミネラルで、皮膚のターンオーバーを促します。豚レバーなど肉類や牡蠣、エビなど魚介類、豆類に多く含まれています。
☑ 栄養ではないですが「水分」!
水分を十分に摂ることも肌の保湿にとても大切です。特に乾燥肌が気になる方は、こまめに水を摂取するように心がけましょう。
2. スキンケアと、外側からのケア
変化の大きい更年期、肌の状態に合ったスキンケアを見直しましょう。
☑ 保湿
乾燥を防ぎ潤いを保つために、保湿効果の高いスキンケアアイテムを使用することがポイントです。ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンを含む製品を選ぶと、肌の水分を保持し、乾燥を防ぎます。
☑ 抗酸化作用のあるアイテム
ビタミンCやEが含まれたクリームや美容液を活用することで、肌のターンオーバーをサポートし、シワやたるみなど年齢肌のケアに役立ちます。
☑ UV対策
紫外線は肌の老化を促進する大きな原因です。日中は、UVカット効果のある日焼け止めを使用することが肌を守るために欠かせません。
3. サプリメントの活用
サプリメントを活用して食事だけでは摂りきれない栄養素を補うことも一つの方法です。肌に効果的な栄養が含まれているものを活用しましょう。
☑ コラーゲン
コラーゲンは肌の弾力を保つために重要な成分。肌のハリのケアが期待できるといわれます。
☑ ビタミンC
ビタミンCには様々な効果が期待されていますが、とくに、コラーゲン生成をサポートし、肌のターンオーバーを促進する役割にここでは注目したいと思います。
☑ ビタミンE
抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎ、シワや乾燥を軽減します。
☑ イソフラボン
女性におすすめ。エストロゲンと似た作用を持つイソフラボンは、女性ホルモンの減少を補うため、肌のハリを保つ働きが期待できます。
4. 適度な運動とストレッチ
運動やストレッチを日常的に行うことで、肌の血行を促進します。
顔の筋肉を意識的に使う「フェイスヨガ」や「軽いマッサージ」も、たるみ防止に効果的です。
また簡単な方法は、だれかとニコニコと話すこと!
「コロナ禍でマスクをして誰とも話さないと、口角が下がってショックだった」という方も多いでしょう。
人と話す、笑って話すというのは、じつは顔の筋肉を無意識に、しかもシッカリ使っているのです!

まとめ
気分の浮き沈みも起きやすい更年期。
男女問わず、肌の調子が気分に関わることも多いのではないでしょうか。
栄養やスキンケア、運動などの生活習慣を年齢に合わせて見直すことで、肌と、そして、体の調子が整い、より良い更年期を過ごせることにつながります、
年齢を重ねても健やかな肌を保ち、笑顔の毎日を過ごせますように!
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参考
https://ko-nenkilab.jp/letter/article01.html
https://www.do-yukai.com/medical/113.html
https://www.asahi.com/relife/article/15054534
https://kracie.co.jp/menotechlife/900/
https://www.skincare.or.jp/wp/trouble_care/unsaturated-fatty-acid/
https://mstyle-j.co.jp/tsubame-lab/effect-efficacy/3004.html
https://mediplus-orders.jp/media/85kansouhada_water/
https://www.kobayashi.co.jp/corporate/news/2020/201102_01/
https://bihadanavi.com/skin-oxidation-ingredient-skincare-products/
https://www.kagayaki-project.jp/ingredient/isoflavones/
https://luxoshower.com/exercise_skin_effects/6070/
