尿酸値を下げるための日常生活ガイド:毎日できる尿酸・プリン体への対策

はじめに:尿酸値が高いとどうなる?

もうすぐお花見シーズン。ご友人と会う機会など、楽しみもふえる時期ではないでしょうか?

しかし。その楽しみの反面、健康診断で「尿酸値が高めですね」と言われたことはありませんか?

特に中年以降の男性、お酒が好きな方に多く見られるこの問題は、自覚症状がないうちに進行することがあり、放っておくと健康に影響を及ぼす可能性があります。

突然、違和感を感じて悶絶ということも!

しかし、日々の生活を工夫することで尿酸値をコントロールすることは可能です。

今日は、尿酸値が気になる方が、無理なく実践できる、生活習慣のポイントをご紹介します。


まず、よくある質問にお答えします

健康診断、人間ドック、住民検診などの検査を受けると、検査結果の報告が来ます。

痛風の原因である尿酸の血液中の濃度は、「尿酸値」や「血清尿酸値」と記入されています。

男女ともにこの値が7.0mg/dLまでは基準値内です。これを超えると異常と考えられます。

痛風は「風が当っただけで痛い」と表現されるほどの激痛が発作的に起こる関節炎です。

主に足の親指の付け根付近に生じます。30代以上の男性に多いです。

痛風発作がおこると、その激痛は数日間続きます。

尿酸値が高いだけでは必ずしも痛風になるとは限りません。

しかし、尿酸値が高いと、尿酸がトゲトゲの結晶になりやすくなります。

そのトゲトゲ状態の結晶が関節に沈着すると痛風発作を引き起こすという仕組みのため、7.0 mg/dLを超えると、「痛風発作のリスク」が高まるといわれます。

生活習慣の改善を続けることで、数か月から半年ほどで尿酸値が徐々に下がることが期待されます。

ただし、個人差があり、体質や食事・運動習慣によって変わります。

プリン体を多く含む食品を控えること、アルコールを控えることが重要です。

  • 内臓系の食品(レバー、白子、あん肝など)
  • 魚介類(イカ、カツオ、エビ)
  • アルコール類(ビール、日本酒、発泡酒)

ビタミンCを豊富に含む食品を積極的に摂ることで、尿酸の排出を助けるとされています。

イチゴや、アセロラ、赤ピーマン、ゆず・すだち、パセリなどもビタミンcが多いといわれます。

水分をこまめに摂れば、尿酸の排出を促進するのは、一理あります。

ただし、甘い清涼飲料水は、体重コントロールの面からNG。アルコールもNG。

低プリン体表示のアルコール飲料も例外ではありません。


水分補給の基本は「水」です。カフェインレスのお茶や麦茶をこまめに飲むことで、尿酸が体外に排出されやすくなるといわれます。

こまめな水分補給を心がけましょう。

お酒好きな方にとって「お酒をやめるのが一番」と言われるのは辛いことかもしれません。

最近はプリン対オフのアルコール飲料も増えていますが、尿酸値があがる仕組みの面からみると、そもそもアルコール自体が尿酸値を上げる要因となります。

そのため、まず適量を守ることが大切です。

  • 焼酎やウイスキーなどの蒸留酒はプリン体が少ないとされています。
  • ただしビールや日本酒はプリン体を含むため、量に注意が必要です。
  • 飲酒の際は水やお茶も一緒に摂る
  • 週に2~3日は休肝日を作る

尿酸値を下げる具体的な方法の第一は、減量だといわれます。

高尿酸血症の方は太り気味の方がおおく、そんな皆さんが減量すると、尿酸値も下がっているそうです。

代謝を促す生活習慣を継続することが大事ですので、激しい運動は避け、無理のない範囲で続けられる運動を取り入れてみましょう。

  • おすすめの運動:ウォーキング、軽いジョギング、水中ウォーキング、サイクリング
  • 避けたい運動:激しい筋トレや短距離走などの無酸素運動(尿酸値を一時的に上げることがあるため)

お酒も飲まないのに、尿酸値が高い・・・

そんな皆さん。ストレスの心当たりはありませんか?

ストレスは尿酸値を上昇させる可能性があるそうです。

これは、ストレスによって交感神経が活発になり、血行が悪くなることで腎臓への血液量が減少し、尿酸の排泄が滞るという仕組みによるため。

入浴後の軽いマッサージなどは、ストレス対策にも、めぐりをよくすることにも役立ちます。

自覚症状がなくても、尿酸値が高い状態を放置すると痛風や腎臓病、高血圧のリスクが高まるため、生活習慣の改善が必要です。医師の指導のもと、定期的に尿酸値をチェックすることが重要です。

ルテオリンや、ビタミンCなどがつかわれた機能性表示食品や特定保健食品が最近でてきており、尿酸値のコントロールに役立つといわれています。

ただし、サプリメントだけに頼るのではなく、食事や運動の見直しが大切です

まとめ:食事+運動+ストレスケアで尿酸値をコントロール

尿酸値を下げるためには

プリン体を控えたバランスの良い食事を意識する
アルコールは控えめに・水分を十分に摂取し、尿酸の排出を促す
適度な運動を取り入れて代謝を上げる
ストレスを溜めず、リラックスできる時間を作る

これらを無理のない範囲で続けることが大切です。

毎日のちょっとした心がけが、将来の健康につながります。まずはできることから始めて、尿酸値の管理を意識してみましょう!


参考文献

◆福岡で230年超の歴史  漢方の老舗うらべ  通販チーム◆

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