更年期になると肩がだるくなる? 肩のだるさと更年期

肩こりの原因ストレス疲労など様々ですが、血行血圧も関係しています。

更年期は、女性ホルモンの減少によって自律神経の機能が乱れやすく、血液循環が滞ることがあるため、肩がだるく重く感じる人が増えるようです。

さらに、女性は、男性に比べて肩周りや腰周りの骨を支える筋肉が弱いため、肩こりや腰痛も含め、男性より症状が起こりやすいといわれます。

更年期の肩こり解消のため

すぐ出来る対策

早歩きやジョギング、散歩、室内でストレッチなど、ほどよく身体を動かしましょう。

近年、歩数は8000歩くらいがよいといわれています。

同じ姿勢を続けず体勢を変えてみる

首や肩まわりを温める

寒い時期はカイロでじんわりと。

汗をかきやすい時期は、タオルを水で絞り、電子レンジで軽く温めたタオルなどを使って、首から肩を温めましょう。

更年期の肩こり予防のため

控えたいことは?

控えておきたいこともいくつかあります。理由とともに、確認しておきましょう。

たばこ

たばこを吸うと、ニコチンにより毛細血管が収縮され体温が低下。 血流が阻害されるため、頭痛や肩こりの原因になります。

たばこを吸い続けると動脈硬化やがんの原因にもなるので控えたほうがよいとされます。

温度が高すぎるお風呂

熱すぎるお風呂に入ることも、血圧の上昇に影響するため、39〜40℃くらいの心地よい温度の入浴が良いといわれます。

急な血圧の変動を避けるために、脱衣所と浴室の温度差(ヒートショック現象)にも注意しましょう。

寝る前のお酒

睡眠時の血圧上昇につながるため、飲みすぎには注意しましょう。

早めの時間帯に適量を。休肝日をつくるなどの工夫も大事です。

おすすめの栄養や食事

血液循環の乱れも、肩こりの原因の一つ。

毎日、血圧をチェックして、高血圧を下げたり、血圧の乱れを安定させる食事や生活リズムも、心がけてケアしましょう。(肩こり・血圧対策)

GABA(ギャバ)

→玄米・納豆・トマト・メロンなど

GABAは、リラックス効果を促し、自律神経を整える働きがあります。ストレスや多忙が原因で肩こりを誘発している方には、とくにお薦めです。

タンパク質、カルシウム

→肉・魚・卵・乳製品など

タンパク質は、自律神経を整えてくれる成分の一つです。青魚に多く含まれるEPAやDHAをはじめ、タンパク質やカルシウムも血管を強くするのにはたらく栄養です。

塩分は適度に、野菜でミネラルをたっぷり摂ろう!

健康的な血圧のために、塩分は1日約6g未満が推奨されています。

塩分を排出するのに役立つミネラルカリウムを含む食材も積極的に摂りましょう。カリウムは野菜や果物、海藻類に豊富に含まれています。

基本の生活スタイル

■ 快便でスムーズな体の巡りを

実は、排便で強くいきむと急に血圧が上がってしまいます。そのため、便秘を防ぐことはとても大切。

日頃から適度な運動や水分補給、栄養のある食事などで意識してみましょう。

■ 快眠で血流(血圧)もしっかり休ませよう

1日の中で血圧が下がりやすいのは睡眠中。質がよく十分な睡眠をとることは、日々の血圧を落ち着かせるために大切な時間です。

睡眠不足になると血圧が落ち着く時間が減ってしまいます。できるだけ毎日7時間睡眠は心がけたいものです。

■ 食事は腹八分 を心がけて肥満を防ごう

肥満は見た目のデメリットだけでなく、高血圧のリスクを上げてしまいます。

まずは“腹八分”を心がけることで、肥満対策の一つになります。ぜひ意識してみてくださいね。

*まとめ*

心を落ち着かせるため、リラックスする時間はとても大事です。

好きな音楽を聴いたり、自分なりのリラックス時間は、とれていますか? 

心がけてそのような時間を確保するのも大事です。

(じつは私も友人から「多忙すぎるから、お茶する時間をスケジュールに入れたほうがいい」と言われたことがあります。確かにそうだ…と思い、実践しています)

緊張やイライラを感じた時は、ゆっくりと深呼吸してみてください。

鼻から息を吸い、ゆっくり口から息を吐くことで穏やかさを取り戻せます。

心の健康と、体の健康に繋がり、血圧ケアや肩こりの緩和にも繋がります!

漢方の老舗として、もしどこか調子が悪いな…と感じたら、まずは食生活の改善をはかり、体が楽になってきたら運動を足すなど、自力でナチュラルに改善する努力から始めてほしいと、強く思っています。

私たちと共に、体調や生活の変化が大きい更年期もムリなく過ごすようこころがけ、人生をすこやかに過ごしてまいりましょう。

◆福岡で230年超の歴史  漢方の老舗うらべ◆

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